夏でも湯船につかりたいドンです。
夏でも風呂に入るのは好きだけど風呂上がりの引かない汗はしんどいです…
夏はせっかくお風呂に入ったのに、すぐに汗をかいてしまうのがイヤです!
夏はシャワーで済ませてしまうのが手っ取り早いと思うのですが、夏の疲れや寝苦しくて睡眠不足になることを避けるためにも、しっかりと入浴したい派です。
ただ夏のお風呂で困るのは、風呂上がりに汗が引かないことです。そこまで高温のお湯が好きという訳ではないのですが、長い時間お湯に浸かっているのが好きなので、早風呂すれば汗を抑えられるのかもしれませんが、僕にとってはいい解決策ではありません。
今回は風呂上がりの汗を劇的に抑えられたハッカ油風呂について記事にしたいと思います。最後まで読んで貰えたら嬉しいです。
目次
入浴で免疫力と代謝を上げる
僕がなんで暑い季節でもお風呂に入るようにしているのかお伝えすると、入浴は免疫力を上げたり、代謝を上げることにつながるからです。
新型コロナウイルスなど出てきても、免疫力が高ければ感染リスクや重症化リスクを下げることになるようです。お風呂に入ることで免疫力を上げられるのであれば季節に関係なく一年中入浴をした方が良いと思います。
お風呂に入ると血流の改善で免疫力を上げる
お風呂は平熱より高い温度で入る方が多いと思います。体温より高いお湯に入ると身体が温まることを温熱作用と言います。生物や鉱物には、ホメオスタシス(恒常性)という内部環境を一定に保とうとする傾向を持っています。入浴のケースで言うと、お風呂に入って体温が上がると、逆に体温を下げようとします。どうやって体温を下げるのかで言うと汗を出すという作用になります。発汗する際は、皮膚の血管は広がり発汗するため血流が良くなります。
肩こりは筋肉血行不良が原因なので、血行よくなるとコリも改善されます!
体温が平熱より1.5度くらいまで上がるような温度のお風呂に入ると体はストレスを感じます。このストレスから細胞を守るために、体内でヒートショックプロテインというたんぱく質が作られ、免疫力や代謝を向上させてくれるのです。
ヒートショックプロテインには細胞を活性化して、免疫力や代謝をアップさせる働きがあるんです!
副交感神経が優位になるとリラックス状態へ
お風呂の魅力は免疫力や代謝を上げるだけではありません。お風呂に入っていても感じることはありませんが、入浴中は身体に水圧がかかっています。水深が深いほど水圧は強くなるため、下半身の血液を下から上への還流させる力が働き、下半身のむくみを解消します。足がスッキリする効果があるといえます。
お風呂に入っていないときは、重力により血液の約7割が心臓より下にあります。身体の下にある血液を還流させるのが、ふくらはぎなどの筋肉の伸縮によるポンプ機能です。ただ、椅子に座って長い時間仕事をしている場合など、ポンプ機能が活発には動かないため、下半身に血液が溜ることで足など下半身がむくみやすくなってしまいます。
入浴をすれば水圧によって、多くの血液が心臓に戻ってきますし、心拍数を抑えて送り出す血液量を調整します。この状態になると自律神経のうち休息へ導く副交感神経が優位になりやすく、心身を深いリラックスへ誘ってくれる効果があると言われています。
湯船の中では体重は15%にまで減りストレス減へ
普段生活する上では意識していませんが、重力によって常に身体には負担がかかっています。とくに負担がかかっているのは、背中や足腰です。
お風呂に入ると浮力が働きます。水中に沈めた身体が押しのけた水の重さと同等の浮力が得られる「アルキメデスの原理」によるものです。湯船に胸の上まで 浸かると体重はおよそ15%にまで減ります。
湯船につかると浮力で体重が軽くなり背中や足腰の筋肉へのストレスも減り、負担が軽くなることで、体の緊張が緩んで楽になりやすくなります。
良質な睡眠を誘う入浴方法とは
夏の暑い時期だからこそお風呂に入った方が良い理由のひとつに、入浴後に控える睡眠への影響もあります。人が寝入りやすい条件は、内臓など深部体温が下がるときと言われています。
夏は蒸し暑くて深部体温が下がりにくく、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなり、体調不良の原因になりやすいです。エアコンをつけて部屋を涼しくして寝たほうがいいと言われるのも深部体温を下げやすくするためです。
夏ばてになるときついよ…
寝苦しい夜は睡眠が浅くなるのがつらいですね
お風呂に入ると深部体温が一時的に上がりますが、そのあと放熱されていき、湯船につからずシャワーで済ませてしまった場合と比べて深部体温が下がりやすくなります。
就寝1~2時間前に入浴しておけば、深部体温が下がったタイミングで寝入りやすくなるでしょう。
お湯の温度 | 入浴時間 | 入浴の生理的な作用 |
体温の+4度から+6度 | 10分 | 交感神経が優位 |
体温の+2度から+4度 | 20分 | 副交感神経が優位 |
お湯の温度と入浴する時間によって自律神経の動きが変わります。体温よりも+4度にすると40度を超える人が多いと思いますが、40度を超える熱めのお湯だと自律神経のうち交感神経が優位になりやすく、興奮して逆に寝つきが悪くなってしまいます。
心身を休息モードにする副交感神経を優位にするなら体温+2度程度、40度以下の温度で入浴時間は10分ほどが適しています。
お風呂上がりの引かない汗をおさえる方法!
ここまで如何にお風呂に浸かることが大事か少し長めにお伝えしました。そもそもお風呂に入らなければ、お風呂上がりの汗を抑える技の意味がなくなってしまいますし悪しからず。
冒頭にお伝えしましたが、入浴後の汗を抑えるにはハッカ油風呂がおすすめです。
ハッカ(和ハッカ)はペパーミントよりメントールの含有量が多くて清涼感抜群です。ハッカ油は浴槽の大きさによりますが、3~5滴で十分だと思いますが、浴槽の大きさやスーッとさせたい好みがあるはずなので色々お試しください。
なんでハッカ油風呂に入った後は汗が出にくいのかで言いますと、皮膚の冷受容体でメントール刺激を受け取ると、脳が冷たいと勘違いして汗が引いてもしまうからです。脳みそを勘違いさせることで風呂上りのべたつく汗をかかずに済むようにしている訳です。
僕は、ハッカ油を入れる時でも、普段使っている入浴剤を混ざて使っています。当然、メントールの香りはするので、入浴剤の香りと組み合わせが悪いこともあるかもしれませんが、案外どんな香りの入浴剤とも相性はいいように感じます。
夏の猛暑日などは、刺激的な爽快感が欲しくなり、試しにハッカ油を12滴入れて入浴したことがありますが、やたら身体がスースーし過ぎてしまい寒気に近い感じで不快になるのでご注意ください。
風呂上りに汗が出にくいのは快適!
入浴剤だと爽快感が足りない人はハッカ油がおすすめ!
ハッカ油を入れ過ぎてしまうと、入浴後に体がスースし過ぎて爽快感ではなく寒気が強くなり、鳥肌が立ってしまうほどです。急いで洋服を着れば、そのうち落ち着きますが、ハッカ油は数滴に抑えたほうが入浴後に爽快感を味わえて気持ちいいと思います。
夏の入浴!まとめ
本記事は【 夏の入浴!ハッカ油風呂で風呂上がりを快適にしつつ快眠へ誘う方法 】について書きました。
入浴は、血流を良くして免疫力を上げてくれ、適温につかることで副交感神経が優位になりリラックス状態をつくることができ、良質な睡眠をとる条件を整えてくれます。
ただ、夏の入浴は風呂上りに汗が引かないのが煩わしく感じてしまう原因です。そんな不快感を解消するのがハッカ油3~5滴お湯に入れ、よく混ぜて入浴する方法になります。
実際に使ってみたところ、入浴剤では味わえなかった爽快感を味わえて、汗も出にくく快適な風呂上りとなります。
入浴剤と一緒にハッカ油を使うこともできるので、お風呂には香りが必要という方は自分の好みで入浴剤入れ、ハッカ油と組み合わせられるのが便利です。
お風呂にゆっくり浸かり、1~2時間後に眠ると熟睡しやすいですよ!